スタッフブログ担当のFです。
前回は、悪玉コレステロールという事について書きましたが、今回のテーマは「高血圧」。
血圧については、時代と共に基準値が変わってきました。
血圧測定が出来なかった頃、脳溢血、心臓病の原因は不明でした。
血圧測定が出来るようになり、血圧が高いと、脳血管疾患や心血管疾患が増えるのではとの「仮説」が提唱されるようになり、その仮説は今でも検証され続けています。
私が子供の頃、血圧は、「年齢+90」までが最高血圧の正常値と言われた時代がありました。
その後、180以上が高血圧とされ、その基準値はどんどん下がり、今では119までが至適血圧で129までが正常値とされるのが、日本医師会としての共通認識とされています。
一方、人間ドック学会では、150万人のデータを基に、健康な人95%の平均値が147/94ということで、新基準が設けられました。
さて、大きく現在の日本には、血圧の基準は2つ存在することになります。
どちらが正しいのでしょう?
そして、更に血圧そのものが高いことが脳や心臓の病気に繋がるのか?という根本的な仮説に疑問を投げかける声も高まりつつあります。
さて、皆さんは、「高血圧ですから、降圧薬を飲んでください」と言われたらどうしますか?
(私は医師や薬剤師ではないので、飲むなとか飲めと言える権限はありません)
実は、血圧について、年齢・性別・環境・生活習慣・病歴・飲用医薬品などについて調べた疫学的論文やデータは、ほとんどありません。
世界的に認められている疫学調査データは、日本の久山町研究とアメリカのフラミンガムスタディ―だけです。
(久山町研究より)
動脈硬化を起こすから、血圧が上がる。
血圧が上がるから、血管が破れやすくなる。
というのが一般的な考え方ですが、動脈硬化が起きる原因については、あまり言及されていません。
ちなみに、「メタボ健診」に行くと、胴回りを測りますね。
男性は85cm、女性は90cmが問題らしいのですが、私は痩せていて高血圧、糖尿病を併発している人を、毎日のように見かけます。
単に高血圧と言っても、簡単な話ではなさそうという事が分かっていただけたでしょうか。
次回は、もう少し突っ込んで、「血圧」の話を進めることにしましょう。
最後まで、読んでいただいてありがとうございます。
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