スタッフブログ担当のFです。
さて、今回は、今までと違って心の健康について少しお話ししたいと思います。
よく聞く「ストレス解消」は、本当に良いことなのでしょうか。
さて、私たちが体調不良になるには、必ず原因が存在します。
そして、原因が明確になっているものと、未だに解明されないものがあります。
今回は、ストレスがテーマですので、それについて触れることにしましょう。
では、ストレスがかかるとどんな不調が起きるのでしょうか？
ある人は、なかなか眠れなくなるかもしれません。
ある人は、笑えなくなるかもしれません。
ある人は、誰かを羨んだり妬んだりするかもしれません。
ある人は、自分を責めたりするかもしれません。
そんな時、ストレス解消して、その行動を変えることができるでしょうか？
たしかに、一時的に気分転換が図れて、気持ちは晴れる瞬間はあるかもしれません。
しかし、ストレスを感じる出来事や人物に触れたときに、また同じことが繰り返されないとも限らないのです。
そもそも「ストレス」とは何なのでしょう？
昔から、ストレスは心理学の世界で取り扱われてきました。
そして、心理学は、果たして科学なのかということも議論されてきました。
近年、研究が進み、少しづつ脳の仕組みが解明されるようになり、「ストレス」についても徐々に分かってきているようです。
学問的には、ストレスは様々な分け方があります。
例えば、身体的なストレスと精神的なストレス、外的なストレスと内的なストレス、社会的なストレスと心理的なストレスなどなど。
これについては、少々難しい学問的な話になるので、今回は触れないでおきます。
さて、多くの場合、ストレスは「ストレス反応」として身体症状が起きますね。
汗をかいたり、心臓がドキドキしたり、心地良くない感情を誰かにぶつけたり、自分にぶつけたり。。。
時には、何かが気になって、なかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めたり。。。
どうやら、それらのストレス反応を起こす「原因」というものが存在するようです。
例えば体調不良の原因として、「風邪」を例に挙げることにしましょう。
風邪の原因は？
風邪の原因は、２００以上も存在する風邪ウィルスですね！
風邪ウィルスに打ち勝つことができたなら、風邪を治すことは可能です。
では、「ストレス」の原因は？
人間関係で悩んでいる人もいるでしょう。
お金の問題で悩んでいる方もいるかもしれません。
子育てで頭を悩ませる親も多いですよね。
仕事のことを考えると体調が悪くなる方も少なくないようです。
先に述べたように、風邪の原因は「ウィルス」でした。
「ウィルス」を撃退することで、風邪による体調不良から解放されるんでしたね。
私は、現代医療、特に日本の医療の最大の問題は、「医療化」にあると考えています。
体調不良は、すべて医療で解決しようとする考え方です。
原因がなくならないと、体調不良が改善できないとしたら・・・
クリニックに行って、
人間関係は良くなるのでしょうか？
お金の問題は解決するのでしょうか？
子育ての悩みはなくなるのでしょうか？
仕事は順風満帆に行くようになるのでしょうか？
おそらく、コミュニケーションのトレーニングを積むことで、少しは人間関係を良くすることは可能になるでしょう。
お金の問題は、弁護士に相談するほうが早いかもしれません。
子供は、親の思い通りになるものではありませんね。
仕事は、能力を高めるとか、場合によっては転職することによって、「天職」にめぐり合うかもしれません。
つまり、ストレスで悩むことは、全て医療の問題ではないということです。
ある方は、人生を変えるには、３つのコツがあると言っていました。
ひとつは、環境を変えること。
２つ目は、付き合う人を変えること。
３つ目は、使う言葉を変えること。
私Fは、自分の人生を振り返って、この３つに痛く共感いたします。
さて、最後に・・・
風邪の原因は、「風邪ウィルス」だと言いました。
しかし！！
ウィルスに感染しても、風邪を発症しない人もいます。
同じように、同じ環境にありながら、「ストレス」の感じ方も体調不良の程度も、人によって違うのは何故なのでしょうか？
このことについては、また別の機会に書くことにしますね！
今回も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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