ブログ担当のFです。
今年は、当初から感染症の話題で、未だに持ちきりですね!
テレビで、感染症の話を聞かない日は全くなくなりました。
さて、今回よりメディア情報や一般的に言われている健康情報の真偽について、触れたいと思います。
第一回目は、「卵とコレステロール」について。
以前、「コレステロールに善玉、悪玉コレステロールはない」という記事をアップしました。
未だの方は、こちらをお読みください。
https://kencoh.com/1364
コレステロールのことを悪玉・善玉という方がいたら、話半分に聞いておいた方が良いかもしれませんね。
善玉・悪玉コレステロールは、元々メディアが作った言葉ですので。
さて、昭和の時代に、「卵を食べたらコレステロールが上がる」ということが信じられていた時代がありました。
これは、1913年にロシアの学者がウサギに卵を食べさせてコレステロールが上がったという実験から得られた結論でした。
しかしながら、元々ウサギは草食動物であって、動物性たんぱくを食べるという生き物ではないのです。
このことを証明するために、日本では1981年に「人が卵を食べてコレステロールが上がるか?」の研究が行われました。
健康な成人に毎日5個~10個、卵を食べてもらって、コレステロールの変化をみるという実験です。
結論は、当然(!?)卵でコレステロールが異常になるということはなかったということです。
以前にも書きましたが、コレステロールは70%は体内で合成されます。
そして、細胞やホルモンや胆汁を作るためになくてはならないものです。
私たちは、コレステロールなくして生きていくことはできないのです。
ただ、コレステロールは体内に入る際、血液中を移動しますが、コレステロールはそのままではなくリポ蛋白というものに包まれて、身体の中に入ったり出たりします。
リポ蛋白は、
・カイロミクロン
・超低比重リポ蛋白(VLDL)
・低比重リポ蛋白(LDL)
・高比重リポ蛋白(HDL)
に分けられます。
一般的には、LDLとHDLでしょうか。
人には、恒常性(ホメオスタシス)というものが存在します。
コレステロールは、身体を作りエネルギーの源になります。
そのバランスを取っているのが、それぞれのリポ蛋白なのです。
恒常性が維持できなくなるような生活習慣を続けていると、コレステロールの値にも変化が現れるということですね。
今から、約50年前の日本は、今ほど飽食の生活ではありませんでした。
現在は、食べ過ぎて恒常性が維持できなくなる時代になったのかもしれません。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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